SAURYオーク樽 of 株式会社エヌ・アイ・コーポレーション(ワイン等輸入販売)




201007191739000.jpgSaury社は1873年創業、今日では年間5万樽を製造するフランスでNo.4の中堅メーカーです。
社長のMarc Saury氏が、自ら毎回オークションに出向き、自分の目で品質を確かめたオーク材のみ買い付けるという事実、それがSaury Oak Barrelの品質を支えています。

Sauryの樽とは...

「ワインは樽でつくるのではない」

これは、Sauryの輸出担当者のことばですが、Saury氏自身の哲学といえます。
このことばの意味するところは、「どういうワインをつくりたいか」というワインメーカーのワインづくりの方向性はもちろん、そのワインやぶどうが元来持っている特徴を樽香で台無しにすることなく、バランスよく熟成させることが本来の樽の役割であるということです。
つまり、この樽を使うとこんなワインになるという考え方を否定したもので、樽の存在が先にあってはならないというSaury氏のワインと樽の関係に対するこだわりを表しています。「バランス」を最も重視した樽づくりの哲学です。

どういうワインにしたいか、というワインのつくり手の思いに対してSauryは提案します。
ワインの熟成を決めるのは焼き具合だけではありません。オーク材の選別・熟成からトーストの仕方、度合い、さまざまな組み合わせからそのワインに合った樽を作り上げていきます。それが、長年にわたって経験と技術を積み上げてきた樽メーカーの使命だと思うからです。

Sauryの担当者来日時には、日本のユーザーのみなさんを訪問させていただいて、ご評価に関するコメントを頂戴すると同時に、問題点やご希望を聞きながら、それぞれに解答やご提案を致します。
生産者のワイン造りに対する考え方によってワインは多様性に富んでいますが、ユーザー各社の特徴にあった樽のスタイルを決めることが重要であるとSaury社は考えています。


ワイナリーのご評価

image.jpgこれまでご使用いただいたワイナリーの数は約30社にのぼります。評価は、際だった癖のない「ニュートラルな熟成感」です。

「際だった癖がない」というのは、オーク樽特有の強いキャラクターが押さえられているということです。ネガティブな受け止め方を否定するものではありませんが、素直な熟成感が出るという意味であって、ぶどう品種の持つ繊細なアロマやフレーバーを残しつつまろやかな熟成を達成するSauryの特徴がそのまま日本でも評価されています。
しかし、この特性は逆にいうと、樽のフレーバーでカバーされていたワインの欠点が、Sauryを使うことでそのまま率直に表れてしまうことにほかなりません。すなわち、ワインを選んでしまうという側面のあることに留意すべきです。

価格について

「フレンチ・オークは高い」 これは決まり文句になってしまいました。
しっかりとワインを熟成させるうえで樽はなくてはならないもの。ですから、どうしても樽の買い付けには慎重にならざるを得ません。

当社では、まずSauryを知っていただくこと。価格もサービスのひとつであるという考え方に立って、価格を設定しています。
少しでもお客様のコスト削減のお手伝いができるよう、これからもがんばっていきたいと思います。

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